[この記事でわかること]
今回は「住宅ローンを借りて、他の買い物をしていいの?」という内容です。
これ、普段お客様のご対応をしていて、ごくたまーに聞かれます。
「車とか家具家電買いたいから、住宅ローンで余計に借りられますか?住宅ローンって金利安いので。」
というようなご質問ですが、住宅ローンで車や家具家電代を借りられるのか?ご説明していきます。
いきなり結論ですが、家に関係ないことには使えません。
▼住宅ローンとは
住宅ローン(じゅうたくローン、housing loan、mortgage)は、「本人及びその家族」または「本人の家族」が居住するための住宅及びそれに付随する土地(一戸建て、マンション)を購入、新築、増築、改築、既存住宅ローンの借り換えなどを行うために金融機関から受ける融資のことである。
諸費用ローン
住宅購入時およびローン借入時に発生する、購入価格以外の「諸費用」である不動産取得税などの税金・保証会社へ支払う保証料・登記費用(抵当権設定費用)・新築マンション購入時の修繕積立金・中古住宅購入時の仲介手数料などを融資する商品。 Wikipediaより
ウィキペディアにはこう書いてあります。
本人が住むための住宅+それに関係する諸費用に使えるということですね。
土地、建物に関係なくても、引っ越し業者さんに払う費用とかは諸費用で借りられる銀行もあります。
カーテンとか備え付けの食器棚とか諸費用に含められるものもあるので、ご希望があれば相談してもらえればと思います。
「でも住宅ローンを借りたあとに余ったお金を何に使ってもわからなくないですか?」と思うかもしれませんが、
何に使ったかわかりますし、余らないようになってます。
銀行(金融機関)には審査の段階から、いろいろな書類を提出します。
何にいくら必要か、物件の売買契約書や諸費用それぞれの見積書や計算書を提出して審査してOKがでます。
▼引き渡し時に銀行で手続きしますが、
・物件の代金(売主の口座に振込)
・登記費用(司法書士に現金払い→領収書コピーを金融機関へ)
・火災保険(保険会社に振込)
・新築オプション工事(工事会社に振込)
↑こんな感じで、他にも何にいくら払ったか完全にわかります。
銀行に最初の事前審査を提出する時には諸費用は概算の状態で、住宅ローンが正式に通って引き渡し日が決まらないと資金計画は完全に確定しません。
ですので、ご契約前の概算の諸費用は余裕をみてある場合が多いです。
当初の資金計画より増えた場合は、審査に通った融資額より増やすことはできないので(再審査)、
増やした分は自己資金から出すことになります。
逆に予定より減った場合ですが、「おっ、余ったから車の頭金にできる!?ヤッタ…」とはいかず、すぐに繰り上げ返済になります。
細かく言うと金融機関によっては5万円とか10万円くらいなら余っても大丈夫、という銀行はあります。
銀行などで住宅ローンの審査が無事通ると、銀行にローン契約の手続きをしに行くのですが、そのときにカード作りませんか?などとよく言われます。
審査で金利引き下げの条件に「カードを作る」ってなっている場合もあります。
住宅ローンの審査に通ったあとに、別でカードの審査があります。住宅ローンに通った方なら問題ないでしょう。
家具とかクレジットで買いたいなら、その銀行のカードを作るか、すでに持ってるクレジットカードで買い物をすることをおすすめします。
車をローンで買う場合ですが、車は車専用のオートローンで買いましょう。
ただし、要注意!
年収に対して借入可能な額がありますので、家を買う前に車のローンを組むと、住宅ローンで借りられる額が減り、住宅ローン審査に影響します。
そもそも家を買えなくなる可能性が出てきてしまいますので、無事家が買えて引き渡しが終わってから検討してみてください。
住宅ローンを借りた実績があるので、その銀行がオートローンも取り扱っているところでしたら、相談してみるのも良いと思います。
今回は住宅ローンを使って、車や家具家電などを買えるのか?という内容でお送りしました。
住宅ローンはその名の通り「家を買う」ためのローンです。
住宅ローンを余るほど借りて、車も買えますよ、って言う不動産屋さんがいるなら、それは銀行をだますことになります。やめておきましょう。
いろいろなローンの商品はそれぞれ用途が違います。きちんと使い分けが必要です。
大工不動産は新築一戸建ての販売店です。仲介手数料無料サービスがご好評いただいております。